当院は睡眠時無呼吸症候群(睡眠関連呼吸障害)の治療として、口腔内装置(OA)の下顎前方牽引装置(MAD)の作製を行っております。睡眠時無呼吸症候群の治療を適切に行うことで、睡眠の質を高めるだけでなく、生活の質も高め、健康寿命そのものを高めることができると考えます。睡眠時無呼吸症候群の患者さんは潜在的に多いと言われいますが、実際に病院を受診しているのは少数と言われています。睡眠時無呼吸症候群を放置することで、高血圧や冠動脈疾患、心房細動、脳卒中、2型糖尿病等を合併するリスクがあります。
睡眠時無呼吸症候群の治療は、医科で行う持続陽圧呼吸(CPAP)治療や歯科で行う口腔内装置(MAD)治療があります。またCPAPとMADのコンビネーション治療も近年注目されています。歯科で口腔内装置の治療を行う場合は、医科を受診し、検査を行い、診断を行なってもらう必要があります。そのため歯科で口腔内装置を作製する場合は、医科からの紹介状が必要となります。医科から当院へ紹介後、口腔内装置を作製(注)し、その後再度医科で睡眠時無呼吸検査を行なっていただきます。
(注)咬み合わせの状態、顎関節の状態等で口腔内装置の作製が難しい場合もあります。
・関連ページ ≫ 【 診療案内:有病者歯科 】
コメントをお書きください